夏の幻 - Summer's illusion- Omoinotake ()
By Omoinotake
自販機の明かりに 照らされた横顔 もう帰らなきゃって 背伸びした君の 足元 固く結んだコンバース どうしてか やけに大人っぽく見えた いつもの一人の 気怠い帰り道が 見たこともないくらい 輝いて映った 並んで歩いた 湖のほとり 夏の風が撫でた 制汗剤の匂い 想いを伝えた僕に 頷いた君は 今にも消えてしまいそうな 蜃気楼みたいで 電話越しの 次はいつ会える 薄暗いこの部屋さえも 眩...